魂の音楽を奏でます☆光の音降ろし☆癒しのピアノ　作曲　比嘉あかね

その原生林が世界遺産に登録されているという春日大社一体の山道を散策してきました。

道すがら、すれ違った登山者に、一人は危ないから気をつけて行きなさいよ～と言われたりしながら、心の中で「人間の方が怖いんだし」って思っていたら、山中にある神社でお参りしようと境内に足を踏み入れた途端、ニョロニョロ～っとマムシが出現

あっという間に血の気が引いて、人間が怖いなんて思ったからお仕置きされたんだと思い反省しました

自分で思っているよりも人を信じていないことに気がつかされました。


原生林は思った通り大迫力で、太古からの生命の循環を感じました。折れた木々が絶妙な位置で止まっていて、今にも流れ落ちてきそうな場所で横たわっていたりして・・・
感動に浸りまくりました。

結構歩いたけど、なかなか頂上に辿りつかず、このまま日暮れまでに下山出来ないんじゃないかと不安がよぎったところから、状況が一変しました。

頂上近くで道が二股に分かれ、一方は「頂上」、もう一方は「春日大社へ」と標識が出ているものの、「春日大社行き」の道の前には「歩行者通行止め」の看板が・・・
道が枯葉で敷き詰められ、しばらく人が歩いた形跡が見当たりません

これはヤバイ
カラスもカアカア鳴いてるし、人とすれ違わなくなったし
来た道を戻ったとしても、日暮れには到底間に合わない距離だったので、急に怖くなってしまいました。
そこで、全ての判断が滞ってしまったのです。頭の中でどうしよう？どうしよう？ってそれだけを連呼して、その場から動けなくなってしまいました。

でも、立ち往生している時間もなく、とりあえず頂上に向かって歩きだしました。

そしたらナント
頂上から別の下山ルートがあったのです

ああ、やっと下山できるって安心して、頂上の管理事務所の人にあと早ければ３０分ではふもとに辿りつくことを確認して、春日大社目指して再び歩き始めました。

下山した場所はちょうど春日大社の入り口。
山の一連の出来事を思いおこし、全てに感謝してお参りさせて頂きました。

一日かけて、大きな学びがありました。
人を信じること。
そして、自分を信じること。

“恐れ”は全てを無にしてしまうのだなぁと強く感じました。

私が好きな言葉
「人間は天国を地獄にすることも、地獄を天国にすることもできる」

まさにそれを体験する春日山散策となりました。

長くなりましたが、奈良に行く機会があるなら、是非一度登ってください。
何かしら感じ取るものがあると思います。